Book Batonの記事(第4回最終回)

記事を書くということだけで長い日数かけてしまいました。
今回ひとまず最終回とします。
やってみると、全然紹介しきれないものですねー。あれも、これも。

<特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで) >

ノルウェイの森(上)ノルウェイの森(下)
「自分で街へ出て、大きな本屋に入って、自分の本を自分のお小遣いで選ぶ」ということを決定的に始めることになった本です。
当時ベストセラーになり書店で平積みされていたのですが、何となくで買って何となくで読んで、何となくで好きになり、その後現在まで何となく継続して大好きです。
でも村上春樹の小説としては、ちょっと変わっているほうかも。



(出版社/著者からの内容紹介)
いい尽くされた言葉より 心に残る この物語を……
この小説はこれまでに僕が1度も書かなかった種類の小説です。そしてどうしても1度書きたかった種類の小説です。これは恋愛小説です。ひどく古ぼけた呼び名だと思うけれど、それ以外にうまい言葉が思いつけないのです。激しくて、物静かで、哀しい、100パーセントの恋愛小説です。――村上春樹

ダンス・ダンス・ダンス(上)ダンス・ダンス・ダンス(下)
あぁ、私この人の小説好きだなと実感した本です。
読後10年以上たってこのストーリーの舞台で札幌へ初めて行くことになり、これは気合を入れて札幌のダンキン・ドーナツで朝食食べるぞー!!と決心しましたがそのわずか数年前にダンキンが消滅していたことを知りました。とてもショックでした。







優駿(上) (新潮文庫)

優駿(上) (新潮文庫)

優駿(下) (新潮文庫)

優駿(下) (新潮文庫)

勧められて読んだ本。確かに競馬の話ですが、1頭の馬をとりまく人間の姿がそれぞれ肌に感じられるように描かれていて、宮本輝っておもしろいんだなぁと思うきっかけとなりました。



King of the Wind: The Story of the Godolphin Arabian

King of the Wind: The Story of the Godolphin Arabian

ビー玉クラブで洋書を読むようになって、初めて意識的に自分で選んで買って読んだ本。
上記「優駿」で紹介されている、サラブレッドの伝説の始祖「ゴドルフィン・アラビアン」と少年アグバの物語です。実は日本語版がもう発売されていないと知って、勇気を出して購入しました。長かったし難しかったですが、良い経験になりました。
北海道など馬産地へ行くと、このゴドルフィン・アラビアンと他2頭の始祖からなる馬の系譜(血統)図「サイアーライン」がポスターとしてよく売っています。

例えばこんな感じ。けっこうかっこいいです。